横浜市鶴見区のうしおだ診療所 屋上に3号機を建設しました。
設置場所:横浜市鶴見区本町通1−16−1
モジュール:12.96kW(270W×48枚)
架台:傾斜角10度置き基礎 モジュール東西配列
需給最大電力:10.5kW(4.5kW SMA単相インバータSUNNYBOY×3台)
年間予想発電量: 12,934 kWh (998 kWh/kWp)
FIT単価:24円税別
発電モニタ:SMA
SunnyPortal
事業費:2,305,480円
運転開始日:2017年11月30日
原発ゼロ市民共同かわさき発電所3号機通電式
~3号機の歩みから日本と世界の再エネ動向を紹介します!~
2018年2月18日(日)3号機の見学会と通電式を行います。見学会はうしおだ診療所にて12時~12時半、直接かJR鶴見駅東口に改札口に11時半集合してください。通電式は汐田総合病院会議室にて14時~16時半。2ケ所の移動にはマイクロバスを手配しています(定員オーバーで乗れないこともあります)
これまでこの3号機については本誌で報告してきた通りに、1号機・2号機にはない新たな試みをしてきました。一つは資金集め。今までは個人から無利子の資金を全額集めてきましたが、今回は神奈川県「地域主導再生可能エネルギー事業費補助金」に応募し採用されました。発電収入・事業経過等の報告を行いながら、20年間をかけて“無利息”で返済します。残り1/3は県の指導により金融機関から借りることになり、城南信用金金庫からは融資を断られました。しかし、日本政策金融公庫から低金利無担保で融資を受けることができました。市民電力連絡会の2017年度調査によれば、全国の市民発電所220ケ所の内、日本政策金融金庫から融資を受けた市民発電所は和歌山県のソーラーシェアリング1ケ所しかありせん。また、2度の研修した後に、プロと一緒にDIYで発電所を建設しました。
もう一つの試みは他団体との連携。公益財団法人横浜勤労者福祉協会との協力です。河合監督の最新作「日本と再生 光とギガワット」の上映会を共同で実施、今回の通電式も共催していただきました。更に、通電式では「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟(原自連)」に協力をお願いしました。原自連は、小泉元総理と細川元総理が顧問を務め『脱原発』を掲げる民間団体。1月10日、政府・自民党の原発政策を批判し、独自の『原発ゼロ・自然エネルギー基本法案』を発表しています。菅官房長官さえ記者会見で「法案の具体的な内容について承知していない。政府としては、徹底した省エネや再生可能エネルギーの最大限の導入に取り組み、原発依存度を可能な限り低減する」と述べています。当日は、「日本と原発」にも出演した原自連事務局次長の木村結さんが挨拶をします。
原自連から派遣していただいた講師は会津電力株式会社社長の佐藤彌右衛門(やうえもお)さん。福島県県内で代々続く「大和川酒造」9代目当主。地元の行政や金融機関、地域の仲間たちから融資を募り、地域電力「会津電力」を設立しました。長野市で行われたアジア初の「地域再生可能エネルギー国際会議2017」や「市民・地域共同発電所全国フォーラム2017」など各地で公演をされています。また、今年2月上映の映画「おだやかな革命」(自然エネルギーによる地域再生。これからの時代の豊かさを巡る物語)にも出演。「再生可能エネルギーで地域興し」と題して佐藤節を楽しく語っていただきます。
同時に「日本と再生」のダイジェスト版も上映。ドイツ、中国を始めアメリカ国防省が進める再生可能エネルギー計画など世界の動きを紹介します。
3号機の歩みから、原発ゼロと再エネに向かう世界と日本の躍動を感じてください。
(理事 高橋喜宣)
「でん太通信」 掲載原稿
【市民発電所はまちづくり、3号機は市民の手作りで】
本日2017年11月19日、横浜市鶴見区の「うしおだ診療所」屋上に原発ゼロ市民共同かわさき発電所の3号機(170wh×48枚)を市民の手作りで発電所を作りました。
これまで2度にわたり研修を受け、写真付きの手順マニュアルをつくり、当時に向けて活動してきました。 FIT価格の急激な低下する中、どう市民の力で再エネを普及させるか。その一つがこのDIYによる手作り発電所ではないかと。工事費の減額になるばかりか、作成することで自分たちの発電所であるという愛着が持てる。そう思うったからだ。
「20年間、この発電所とともに元気に生きています。(63)」などパネルの裏に参加者9名の思いを描く。次の4号機もこのDIYで行こう。このDIYの仕組みが全国に広がることを願っています。
(2017年11月11日19日 高橋)
問:すごい😆⤴。DIYですね。どれくらいコストダウンになるのですか?
回答:金額は明かせませんが、何割も安くなるというものでもありません。ただ3号機は10年後の防水工事のパネル一時移動に費用がかさむので、20年間で赤字になりかねないという試算がありました。そこで減額のためDIYが提案されたのが始まりです。
今後は我々の技術が進歩していくと交渉の余地はあるでしょう。
この日、設置業者の方は二人。こちら側は10人(一人途中で帰る)。少なくともとも何人かの人件費はカットされていますね。我々は朝10時から昼1時間を除いて4時ただ3号機は10年後の防水工事のパネル一時移動に費用がかさむので、20年間で赤字になりかねないという試算がありました。そこで減額のためDIYが提案されたのが始まりです。