発電所のご紹介

市民共同太陽光発電所1号機は2014年12月16日から年末にかけてパネル搬入設置工事、2015年1月6日~10日が電気設備工事でした。1月22日昼に連系しました。

※ホームページから発電量を確認できるようになっております。ページの下をご確認ください。

かわさき発電所1号機
かわさき発電所1号機

太陽光発電システムのプロファイル

 原発ゼロ市民共同かわさき発電所1号機

 

 

所在地:

川崎市中原区, 日本

設備運営者:

原発ゼロ市民共同かわさき発電所

操業開始:

2015/01/22

設備容量:

25.000 kWp (パネル100枚)

年間発電量:

26,800 kWh (1,072 kWh/kWp)

CO2削減量:

年間約18.8トン

モジュール:

100 x Suncome Solar Science & Technology Co. Ltd. SK6610P-250 (02/2012)

方位角:

傾斜角:

通信:                                                

Sunny WebBox

パワーコンディショナ:

5 x Sunny Boy 4500TL-JP-22

これからも一歩ずつ――発電所第一号機通電式報告

2015年2月1日に発電所第一号機通電式を開催しました。 お天気の良い中、30 人以上の方に事前に 発電所見学をしていただき、川崎市国際交 流センターで開催された通電式。

 

 前半の記念講演では、川崎医療生協協同ふじさきクリニック所長の竹内啓哉さん、 エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク代表理事・鈴廣かまぼこグループ代 表取締役副社長の鈴木悌介さん、多摩循環型エネルギー協会・多摩電力合同会社の大木貞嗣さんという豪華なゲストの方々にお話いただきました。 竹内さんからは「安全な線量」というものはない中で、放射線の問題は単に医療の問題では なく人権の問題であるということ。鈴木さん からは、経済 VS 脱原発といった「対立」で はなく、顔のみえる関係性の中で、新たな連帯や対話によって「新しい現 実」を創り上げていくことの重要性。大木さ んからは、人と人との顔が見える関係性のある「地域」の中でエネルギー問題に取り組むことが、輪の広がり をもたらし新たな可能性を生み出しているということ。それぞれ のお話からは、こんなことを学び考える時間となりました。

 

 続いて通電式。現役ラジオパーソナリティー小町さなえさんが司会をするアート部渾身の報 道番組仕立ての式典。PV 上映、そして一号機か らの通電の瞬間の中継、そして発電所の歴史を振り返る景品付きクイズなどなど。手作りということもあり、予定外の出来事もありましたが。何よりも、メンバーそれぞれが持っているものを出しあい活動を創り上げていく、かわさき発電所の 魅力やエネルギー、そして原発ゼロへの想いをみなさんにお届けできたのではないかと思います。 最後には、発電されたエネルギーを利用した、 ウクレレによるハワイアンの素敵な演奏の発電所からの中継。メンバーにとってはそれぞれがこれまでの歩みをかみしめこれからを考える時間に、そして参加いただいたみなさんには楽しみながらも再生可能エネルギーや原発について考える時間となったのではないでしょうか。

 

この講演会と通電式には100名以上の方にお越しいただきました。そして、通電式の模様 は NHK の首都圏ニュースで取り上げられるとともに、神奈川新聞でも掲載されました。一号機の完成と通電は社会全体から見ると小さな小さな一歩かもしれません。

 

しかし、福島第一原発事故を通じてあらためて感じた「原発ゼロ」への想いが、多くの方の支えやつながりを通して1つ形になったということ。そのことは、その次のステップに向けた大切な一歩だと思います。 「市民による市民のためのエネルギー革命」。 次のステップに向けて。一歩ずつ。これからも歩みを止めることなく「原発ゼロ」の社会へ、 そして人や命を大切にする社会に向けて一歩ずつ進んでいければと思っています。これからも原発ゼロ 市民共同かわさき発電所と一緒に歩んでいただければ嬉しいです。

イベントチーム 小川杏子

 

1号機の発電開始状況

 思えばあっという間でした。201410 月に工事契約を結び、12 月中旬に 住民説明会、太陽光パネル搬入・設置、正月明けから 111 日まで電気工事でした。122 日の午後から東京電力への売電(系統連系)が始まりました。

 

 21 日の点灯式には屋上の太陽光パネルを見学しにたくさんの方が登られました。そのときに太陽光パネルには人影ができ、発電量の低下をみんなで確認できたことは思わぬ実体験でした。

 

 3 発電量のモニタリングはパワーコンディショナーメーカー(ドイツ SMA)が提供するシステムを使っています。NTT ドコモの 3G 通信回線を使いパソコンやスマホのインターネットブラウザで確認できる仕組みですから発電量のチェックをしにわざわざ元住吉に行く必要がありません。発電量低下などのトラブル時はメールを受信するようにしているのですぐに対応できます。また、関係者には毎日の発電量レポートメールを送るようにしていす。

 

                                   事業検討チーム 木田 千栄美

2015年2月15日発行当NPO機関紙「でん太通信 第6号」

 

 

                     

かわさき発電所1号機通人式、NHKも取材に 2015.2.1
かわさき発電所1号機通人式、NHKも取材に 2015.2.1
かわさき発電所1号機通人式、川岸理事長と司会者 2015.2.1
かわさき発電所1号機通人式、川岸理事長と司会者 2015.2.1
かわさき発電所1号機見学会のようす
かわさき発電所1号機見学会のようす
かわさき発電所1号機見学会のようす
かわさき発電所1号機見学会のようす
かわさき発電所1号機5周年記念の看板
かわさき発電所1号機5周年記念の看板

20211115日に1号機のあるマンションの植栽のところに畳1畳ほどの看板を設置しました。

「ここはNPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所1号機です。20151月からマンション屋上の屋根をお借りし、太陽光発電所を設置して発電しています。」と紹介し、「原発を止めるために自分たちでできることを分かりやすい形にしたい、という思いが集まりました」というような私たちの主張もまとめて書いています。

  私たちの活動のピーアール動画につなぐQRコードも掲載しています。

 

  「原発ゼロへのカウントダウンin川崎」のパレードのコースもここを通ることになっています。

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