終了しました.「モルゲン、明日」上映学習会

 

 

2023年7月8日(土)18:00~20:30



場所 川崎市総合自治会館 4階ホール

    JR武蔵小杉駅から徒歩5分

主催 NPO法人原発ゼロ市民共同かわさき発電所

予約不要

 

参加費無料

お問合せ mail:

 

genpatuzero.hatuden@gmail.com

7/8「モルゲン、明日」上映会&ワークショップ 開催報告

 

78日、第9回総会を夢ホールで開催しました。総会終了後の夕方から、武蔵小杉の川崎市総合自治会館ホールで無料映画上映会を記念イベントとして行いました。この企画は昨年から始めた売電利益還元を目的に加えたもので、映画上映費用や会場費、チラシや

SNS での宣伝などの費用のすべてを、当NPO法人が負担しての企画です。

 

昨年上映したアメリカの映画「気候戦士 ~クライメート・ウォーリアーズ~」が好評だったこともあり、待望の二回目企画だったのです。今回の映画は2018年にドイツで作成された「モルゲン、明日」です。ドイツ社会の数年前の状況をドキュメンタリー形式で

映像にしたものですが、現在の日本の社会から見ると、はるか未来の話にも見えてしまう内容でした。

 

ドイツで今年の春に脱原発が達成できたというニュースが流れました。ドイツのリーダーが科学的に物事を判断できる人物だから、科学に基づいた決定を下すことが出来たのだと考えていたのは間違いでした。その原動力は多くのドイツ市民の運動にあったことが日本との大きな違いでした。東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けての市民の動きに圧倒的な違いがあったのです。市民運動の違いの根底には、戦争加害への向き合い方の違いにあったように感じました。日本の教育では戦争被害については教科書に表記されていますが、加害についてはわずかです。なぜ戦争を止めることが出来なかったのかについて

も、ほとんど学びません。自国の利益の為に他国に戦争を仕掛けた大きな誤りについても学校教育は着目しません。ドイツには加害に対するモニュメントが町中に多数存在し、常に戦争加害と向き合いながら市民が生活しています。戦争犯罪に対して真摯に向き合い

教訓とすることで、「間違えた」ことに対する軌道修正の速さがドイツにあったのだと思います。

 

ドイツに比べ日本は、間違えた事柄を軌道修正する積極的な当事者意識が欠けているように思えました。この違いが、脱原発という一歩先の社会に踏み出すことが出来たドイツにあったのです。調べてみるとドイツの投票率は日本のおよそ2倍あり、積極的な当事者意識の違いが、こんなところにも表れているのでした。国別の幸福度もドイツ17位に対して日本は62位と乖離しています。当事者意識(市民運動や投票率)≒幸福度と言える

のかもしれません。

 

参加者には若い世代の割合が多く、ワークショップにも多数の方々が参加してくださり感想からは良好な企画でした。しかし、参加人数は主催者を含めて34人でした。10 万円弱の費用をかけての企画としてのコスパを考えると多くの課題が残ります。

 

 

副理事長 田中 哲男

終了【「気候戦士」上映会&ワークショップ、多層的に出会う場に】 2022.7.17

【「気候戦士」上映会&ワークショップ、多層的に出会う場に】

 717日、当NPOの再エネ売電益還元事業として、映画「気候戦士」&ワークショッブを川崎市自治会館ホールにて無料開催しました。

 

学習会には56人が参加。ワークショッブ(参加者の主体性を重視した体験型の講座、グループ学習)には多数の方々が参加、3人グループで一人3分間感想を述べ、2分間他の人の感想について述べてもらい、全員参加型を目指しました。その発想はSDGsの理念「誰一人取り残さない」にあります。

 

この学習会で良かったことのアンケ―回答16件中、5人が「やはり、ワークショップで感想を共有できたこと」などワークショッブの良さを選択。「この学習会で分からなかったこと(ポイント)はありますか?)のアンケートについて、「日本で変化を阻害している要因について」。「映画の中には、関係の理解が追いつかない事柄がいくつかあった。再度視聴する機会があるといいと思う」。また、9才の女の子は「漢字がぜんぜん読みませんでした」と書いていたので、今後は吹き替え版も検討もしたいです。

 

 

「色々な人が多層的に出会う場になっているのも、いいなと思います」という応援ネッセージはこの学習会のメーンテーマでした。

 

 

私たち原発ゼロ市民共同かわさき発電所は、神奈川県川崎市で、市民の手による再生エネルギー普及を進める市民団体です。2014年3月30日に発足し、活動を進めています。

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